みずき工房 / 絵で見る日本 / 兵庫県 / 街並み・風景 / 鳴門の渦潮(淡路島側)
港と山と温泉が近接する兵庫ならではの景観として知られる鳴門の渦潮(淡路島側)は、鳴門の渦潮は徳島と淡路島間の鳴門海峡で発生し、最大直径約20メートルの世界最大級の渦潮である。江戸時代1700年頃には潮見の名所として知られ、1961年に大鳴門橋の起工が始まり、1985年に架橋、1998年に渦の道が開設され、2016年に年間70万人が観潮船に乗船した。 周辺には古くから集落が形成され、水運や街道の要衝として人や物資が行き交い、文化が交差してきた。特に近世以降は産業化や観光化の波を受けつつも、住民の自治的な保存活動により景観の骨格が保たれている。現在はロープウェイで標高1100メートルへ4分で到達できるアクセスや、約2.6キロに及ぶ商店街の散策など、日常と旅の境界が曖昧になる体験ができる。地域の食材を生かした郷土料理や地酒との組み合わせも魅力で、旅の記憶に深く刻まれる場所である。 また、地域の学校や企業と連携した保全活動が1990年代から継続しており、次世代への継承が意識されている。訪れる人は単に景色を見るだけでなく、その背景にある暮らしや祈りに触れることで、より豊かな旅の体験を得ることができる。
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