熊本県菊池市原の阿蘇外輪山北西部標高500〜800mに広がる菊池渓谷は、阿蘇くじゅう国立公園特別保護地区で菊池川源流の約1193haの自然休養林であり、環境省の日本名水百選、森林浴の森百選、日本の滝百選、水源の森百選に四冠選定された名渓である。阿蘇外輪山最高峰大観峰山麓のブナ・カエデ・モミ・ツガなどの広葉樹天然林に覆われ、日量10万トンの湧水が流れ「天然クーラー」と称されるほど真夏でもひんやり涼しい。黎明の滝、掛幕の滝、竜ヶ淵、天狗滝、四十三万滝落差15m幅25m、広河原など多彩な滝と渕が連なる。春の新緑、夏の清涼、秋の紅葉10月下旬〜11月中旬が特に美しい。往復1km約30分の癒しコースと往復2km約60分のマイナスイオン満喫コースの2本の遊歩道が整備され、夏の早朝には木漏れ日の光芒が水面に輝く幻想的な光景を写真家が狙う。維持管理協力金高校生以上300円駐車300円で、菊池温泉の美肌湯とセットで訪れるのが定番である。さらに地域のガイドの説明を聞きながら歩くことで、歴史的背景や地質の特徴への理解が深まり、旅の満足度が高まる。地元食材を使ったグルメと合わせて訪れるとより一層思い出深い体験となる。