宮崎県高千穂町は古事記・日本書紀に登場する天岩戸神話の舞台とされ、しめ縄発祥の地として知られる。天岩戸神社は太陽神・天照大御神が隠れたとされる洞窟「天岩戸」を御神体とし、神話では二度と岩戸に戻らぬよう布刀玉命が注連縄を張ったのが始まりと伝えられる。町内では正月だけでなく一年中、民家や商店、コンビニや自動販売機の軒先にもしめ縄が飾られ、神域と俗界を区別する結界として暮らしに溶け込んでいるのが特徴だ。しめ縄は右を頭に垂れが7本・5本・3本とされるのが正式で、天神七代・地神五代・造化三神を表し、割り切れない神聖な数として魔除けの意味も持つ。御神体にかかるしめ縄は長さ約20メートル、太さ約5センチの軽量で頑丈な特注品で、地上50メートル、上から70メートルの断崖絶壁中腹にある禁足地の岩場に張られる。令和2年12月、コロナ禍で世の中が暗く沈む中、24代宮司佐藤永周氏の悲願でプロ登山家・竹内洋岳氏ら4名の協力により創建以来初めて張り替えが実現し、冬至の恒例行事「天岩戸注連縄張神事」として定着した。神事では高千穂高校弓道部による鏑矢奉上の儀を合図に張り替えが行われ、午後には手力男命の岩戸投げに由来する畳投げ大会や国指定無形文化財の天岩戸神楽が奉納される。わら細工たくぼなど地元職人の藁細工文化や、年末に各家庭で新しいしめ縄を作り直す習慣も残り、パワースポットとして国内外から参拝者を集めている。
Takachiho Night Kagura
Shochu Culture
Undama Throwing at Udo Shrine
Tanokansaa (Rice-Field Deity)
Yabusame at Miyazaki Shrine
Obi Castle Town
Haniwa Workshop
Hyuga Hyottoko Summer Festival
Slash-and-burn Farming in Shiiba Village