大塚国際美術館は徳島県鳴門市の鳴門公園内に立つ、世界で初めての陶板名画美術館として1998年3月21日に開館した。大塚グループ創業75周年記念事業として構想から10年、瀬戸内海国立公園内の景観規制で高さ13m以下に抑えるため山を一旦削り、地下5階地上3階の巨大構造物を築いて再び埋め戻すという難工事を経て完成、総工費約400億円、延床面積29,412㎡を誇り開館時は美術館建築として日本一、現在も国立新美術館に次ぐ第2位を保つ。展示は鑑賞ルート約4kmに渡り、世界26カ国190余の美術館が所蔵する古代壁画から現代絵画まで1,000余点(館内表示は1,075点)を大塚オーミ陶業の特殊技術で陶板に原寸大で焼き付け再現、紙やキャンバスと異なり光や湿気、火災水害に強く約2,000年色褪せないため文化財保存に貢献し、触れて鑑賞できる作品や写真撮影可の展示、屋外展示も実現した。目玉はミケランジェロのシスティーナ礼拝堂天井画と最後の審判を原寸で立体再現したシスティーナ・ホール、スクロヴェーニ礼拝堂、ゴッホの幻のヒマワリを含む7点のヒマワリ一堂展示、レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」修復前後の対比、ピカソの門外不出「ゲルニカ」、モネ「大睡蓮」屋外池、そしてエル・グレコ大祭壇衝立の復元など、日本にいながら世界26カ国の美術館を一日で巡る体験ができる。無料ガイドツアーや500円の音声ガイド、ミュージアムショップのミニ陶板、再入館可能な当日券など、回遊性も高い。