遊山箱は徳島市で生産される三段重ねの木製重箱で、鎌倉彫的な「杢張り」木工技術を活かし漆を塗りカラフルな絵付けや蒔絵を施す徳島特有の食文化道具。遊山とは野山に出かける行楽を意味し、桃の節句や端午の節句に子どもが山や川原、海辺へ持参した弁当箱として江戸時代から昭和半ばまで日常的に使われた。小振りの三段で手に持ち運びやすいのが特徴。昔は麻植郡の天領地で山寺巡りのために子どもがご馳走を詰めて体力作りを兼ねて野へ出た風習から始まったとする説もある。構造は上面がかぶせ蓋で口が広がる独特な形で、内部は赤漆が多い。昭和期に帆布やアルミ弁当に押されて廃れたが、近年徳島商工会議所が復活運動を進め「おとなの遊山」をコンセプトにJR四国の観光列車四国まんなか千年ものがたり車内でお弁当箱として供されるほか、卯建街の山口木工などで1万円前後で販売される。デザインはウサギ、波、武者など郷土性豊かだ。 地元では季節ごとにイベントが開かれ、観光協会の最新情報を確認するとより充実した散策が楽しめる。マナーとゴミ持ち帰りを守り、地元の人との会話を楽しむとより深い理解が得られる。 地元では季節ごとにイベントが開かれ、観光協会の最新情報を確認するとより充実した散策が楽しめる。マナーとゴミ持ち帰りを守り、地元の人との会話を楽しむとより深い理解が得られる。