ハーリー(海神祭)は旧暦5月4日に行われる爬竜船競漕で、約600年前に中国から伝来した航海安全と豊漁を祈願する海の祭りである。龍の頭と尾を付けたサバニを漕ぎ競う。代表的なのは糸満ハーレーで、糸満漁港中地区で開催され、御願バーレーで海の神に祈りを捧げた後、アガイスーブと呼ばれる全長2.15キロの長距離レースがハイライト。転覆した舟を起こして再び漕ぐクンヌカセーもあり、観客は堤防から大声で声援を送る。久高島や玉城、奥武島でもそれぞれ集落単位のハーリーが続き、特に久高島では神事としての色彩が濃く部外者の撮影が制限される。那覇ハーリーは那覇港で行われ、那覇・久米・泊の三集落対抗が由来で、大綱挽と並ぶ那覇三大祭りの一つ。ゴールデンウィーク最終日に開催され県内外から20万人を集める。舟はかつては櫂も櫛引も手造りで、彫刻されたミーファンガー(雌龍)とウーファンガー(雄龍)が対になる。練習は旧暦4月から毎朝行われ、若衆の結束を強める。近年は女性や子どもが参加するハーリーも復活。观看後は港のテントで獲れたてのグルクンの唐揚げとオリオンビールで祝うのが定番で、海と共に生きるウミンチュの心意気を体感できる。