ゴーヤーチャンプルーは沖縄の家庭料理の代名詞で、チャンプルーとはインドネシア語のチャンプル(混ぜる)に由来し、豆腐と野菜と肉を炒め合わせた総称。ゴーヤーは和名ツルレイシ、沖縄では7年に一度の大飢饉を救ったと言われる救荒作物で、ビタミンCが100グラム当たり76ミリグラムとレモン並み、苦味成分モモルデシンが血糖値を下げ夏バテに効くと信じられる。調理法はゴーヤーを縦割りにして綿を取り、5ミリ厚に切り塩もみして10分置き苦味を抜くのが家庭のコツ。使う豆腐は水分を抜いた固い島豆腐で、木綿をさらに重しで1時間脱水し炒めても崩れない。具はポークランチョンミートと卵が王道で、スパムを角切りにして炒め、最後に鰹節を振る。居酒屋ではゴーヤーをあえて厚切りにして苦味を楽しむ店と、薄切りにして子ども向けにする店がある。6〜8月が露地物の最盛期で、那覇市第一牧志公設市場では1本80円程度で売られる。沖縄県の長寿要因として医食同源の代表に挙げられ、NHK連続テレビ小説ちゅらさんで全国に知られた。ビールや泡盛の進む味で、家庭ではご飯の上に乗せてチャンプルー丼にするのも人気。最近ではゴーヤーの苦味を活かしたジェラートも登場する。