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イラストで巡る日本 / 徳島県 / 生活・日常

半田そうめん

半田そうめん

別表記: Handa Somen · 半田素面

一般的なそうめんより太くコシが強いのが特徴で、徳島の夏の日常的な食卓に欠かせない麺料理。

徳島県 四国 生活・日常
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この場所について

半田そうめんは徳島県つるぎ町半田地区で300年以上続く手延べ製法の太口そうめんで、一般的なそうめんより一回り太くコシが強いのが特徴である。江戸時代から吉野川の清流と寒暖差を活かした寒造りで、職人が生地を足踏みから延ばし、縄のように撚り二本の棒で引き延ばして熟成させ乾燥させる二度延しの技を守る。一束約120グラムで、通常のそうめんが一束50グラムであるのに対し倍以上の食べ応えがある。茹でると透き通った白さと喉越しの良さを保ちつつも、うどんに近い噛み心地と小麦の香りが残る。地元では茹でた後に出汁醤油とすだち、生姜、茗荷、大葉で食べる釜揚げ風や、鯖の煮付けを出汁にした鯖そうめん、鯛そうめんが冠婚葬祭の定番料理として親しまれる。徳島県の夏の日常食として定着し、近年は県外のレストランでも阿波尾鶏やすだちと組み合わせた創作料理、パスタ風アレンジにも使われ、つるぎ町の工房では手延べ実演と手延べ体験ができる。半田そうめんの製法は素麺作りの最重要工程である油返しを複数回行い、熟成時間を延ばすことで太さを保ちつつコシを出す。つるぎ町半田の製麺所では代々引き継がれる二本の木箱に昼夜寝かせる技が口伝で伝えられ、寒風に当たり白い帘が揺れる風景は冬の風物詩である。半田そうめんは冠婚葬祭の引出物として重宝され、結婚式の引き菓子として鯛そうめんを贈る文化は阿波地方独特の長寿祈願である。近年は半田そうめんを使った冷製カッペリーニやアラビアータなどイタリアン風アレンジも提供されている。

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